Sunday, November 4, 2007

バンバシュート / シアトルの夏のしめくくり

シアトルの夏が終わりかける9月、アメリカ人の友人から「バンバシュートへ行こう!」と誘われた。始めはバンブーシュートとかと思い、シアトルに竹の子狩りとかがあるのかと思ったら音楽の祭典だった(笑)。スペースニードルがそびえる1962年に開かれたシアトル万博の跡地「シアトルセンター」であらゆるジャンルの音楽家たちが集まって週末に音楽の祭典が繰り広げられる。

音楽と芸術の祭典にふさわしいポスター

入場料をいくら払ったのか覚えていないが88年のバンバシュートは9月だというのにとても暑かったのを覚えている。野外で音楽を聞きながらビールが美味しかったのも覚えている。その年の音楽祭の出演者で私自身が知っている人はあまりいなかったが、私が知らないだけで、今になって調べてみるとかなり有名なミュージシャンが出ていたので驚いた。あの当時(今でもそうだが)、私は基本的にハードロックを真髄としていたのでジャズ、ブルース等のミュージシャンはたとえ有名人でもあまり知らなかった。しかし、知らないミュージシャンが多い中でも流石にラバンバのロスロボス、カントリーのボニーラット、ポップのリチャードマークス、サックスプレイヤーのソニーロリンズなどたとえ興味の無い音楽ジャンルの人たちの名前を聞くと「あっ、その人知ってる!!」という具合だった。
沢山の屋内、屋外のステージで同時に公演される為、自分の気に入った人をスケジュールからピックアップして時間を合わせて見に行かなくてはいけないのでそれが大変だったのを覚えています。実際、一緒に行く人は音楽の興味が同じ人じゃないと一緒には行動が出来ない状態で、実際にアメリカ人との友達は一緒に行ったけどバラバラになって帰ったのを覚えています。
翌年の1989年のバンバシュートではリトル・リチャード、アル・グリーン、BBキング、オーティス・ラッシュなどのステージを見てすごく感動しました。特にリトルリチャードは歳をとっていてもあれだけパワフルなステージをこなすことが出来、最後の曲では自分を飾るジュエリーや時計やすべてを歌いながらステージから客席に投げてお客を更に沸かせるあのショーマンシップには驚きました。それとギターの大御所BBキングのあのブルースはたとえ嗜好の違う音楽ジャンルだとしてもグイグイと引き込まれるギターでした。
あらゆる演奏者の瞬間、瞬間の場面を思い出しますが、この音楽の祭典を印象付けたのは、眩しいばかりのシアトルの太陽の下で沢山の人種がステージで演奏されている音楽を一緒に楽しみ、ビールを飲んだり、ホットドックやピザを食べてひと時を過ごすあの感覚はとても新鮮に思い出されます。
今まで色々なコンサートやイベントに行きましたが、あれだけ音楽を身近に、そしてとてもリラックスしながら聞くことが出来たのはあまり多くないと思います。コンサート自体比較的自分の気持ちを解き放つ場であるとは思いますが、通常のそれ以上に解き放たれる場でした。あの音楽の祭典に行くことがあるだろうか・・・と想いを馳せて、今夜ももう一杯・・・・。

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